レザーカービング製作工程:作り方:道具など。
【まずはレザーカービングの革財布をご覧下さい】
スタンダードな形のロングウォレット、ミドルウォレット、ハーフウォレットや、じゃばらのタイプからラウンドファスナーまでレザーカービングを施しました。一打一打小さな刻印を打ち続け仕上げたレザーカービングの革財布を、じっくりとお選び頂ければと思います。
【では、レザーカービングって、一体何でしょう?】
お店などに並べてあるレザーウォレット(財布)に、お花の柄の図案が彫ってあるアレです・・・・・
あれは、どのようにして出来上がっているのか?
型押し造ってガッチャンなんて思われてる事も良くあります。
簡単にですがカービングが出来上がる工程(作り方)をアップしてみましたので、ご覧下さい。
まずは作りたい製品に合わせて図案の制作です。レザーカービングでは、とりあえず図案が描けないと作りたいモノに合わせて作品が作れません。描いた図案を専用のトレーシングペーパーに写し革を水で濡らして描いた図案をトレースしていきます。
トレースした革にスーベルカッターを使って溝を入れていきます。ここでトレースしたラインの修正などもしながらカットワークをしていきます。右側がカットワーク終了
色々な刻印を場所によって使い分け、ひたすら打ち続けます。叩き終わると、こんな感じです。叩いた後にスーベルカッターで最後の仕上げのデコレーションカットなども入れていきます。
バックグラウンド部分に染料で色を差します色を入れる事でハッキリとした奥行感がでますが、作り手によって入れたり入れなかったりの好みの問題です。特に決りはありません。
ここまで革を水で濡らしての作業をしてきたので、ここでオイルを塗ってあげます。その後、次の染料を入れるためにコーティング剤を塗っておきます。
ペースト状の染料をブラシで入れて拭き取ってあげるとコーティングされた部分の染料が拭き取られ凹んだ溝の部分に色が残り、さらに奥行感が出てレザーカービングの終了ですが、この後に製品、財布や革小物などにしていく仕立てに、やっと進めるわけです。
Powレザーでは、こんな感じで小さな刻印を一回、一回打ち続けてカービングが出来上がります。決して型押しして大量生産しているモノでは無い事を知って頂ければ幸いです。
色々な刻印とモールとスーベルカッター達